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2013年02月05日

関係者インタビュー①

今日は関係者インタビューです。第一回目は静岡文化芸術大学デザイン学部メディア造形学科教授の佐藤聖徳先生です。


−本日はよろしくお願いします!

佐藤先生「はい。よろしく。」

−早速なんですが佐藤先生はなぜこのプロジェクトに参加しようと思ったんですか?

佐藤先生「僕は事の発端は上野君。上野君が昨年展示会をした時に、彼が企画に対して行っている事が彼の専門性というか得意分野なんだよね。ことあるごとに彼が僕のところに来てくれてそれがこのプロジェクトに加わったきっかけかな。」

−そうだったんですか。
では、佐藤先生は今回のプロジェクトについでどう考えていますか?また、この企画を考えた学生を文芸大の先生から見てどう思いますか?

佐藤先生「まず、この大学がこの地域にあることが、良い部分と悪い部分があるんだよね。悪い部分はやっぱり東京という首都圏から離れている事だね。首都圏でこれは古くから言われている事なんだけどクリエイティブなアート企画であるとか、メディアがどいうしても東京が中心なのにも関わらず立地的に浜松(ここ)に大学建っている事。それでここで何がやろうと思っているときに東京でない事と地方である事現時的に問題があるんだよね。この大学が実際三年前に公立になった時に特にメディア造形の人たちに大学に来てくれる地域の幅が全国になって、これは僕らもびっくりしていて北海道から九州まで広がっていて。でもこれはすごく良い事なんだ。地域性と皆の若い世代が全国でやろうという集結地点に自然になってきたことが結果論になっている。これが本当はすごくデメリットなんだけど急にメリットになってしまったんだよね。まず山崎君みたいな声をあげて何かやろうという事はすごく良い事。これは最後に言おうと思ってたんだけど、こういう事を後輩達にも繋げていく事が大事なんだよね。例えば君らの今回のプロジェクトのクオリティ自体も上げる事がもちろんすごく大事だし、そこで近隣の大学とのアクセスコンタクトもすごく大事だけど、これからこの大学に入ってくる子達にどうやってそのエネルギーを伝えるかということを皆で考えてほしい。それで終わってからでも構わない。それをなんとなく過ごして終わるんじゃなく、何か伝える方法をしっかりと考えて伝えていく事は君らが言う最大限、最大かつ大量の力になるんだと思うんだよね。それをこれからしていってほしい。
たまたま今回中心市街地活性化ではなく浜松市自体が活性化しようという動きが全国的になってきているという事が非常に問題になってきていて、僕が浜松にいるからということもあるんだけど特にこの地域っていうのは活性化に関して躍起になって頑張っているんだよ。だからある一つの皆が参加できる形として今回できたということはすごくよかった。そして関わってくれている静大の上野君と去年、地域の都市計画も含めて松菱デパートの壊れる直前にその記憶展というか写真展をやったんだよ。それが僕自身に啓発というか参加するきっかけになったんだ。逆に言うと上野にのせられたという感じなんだけど。(笑)
でもすごく結果が気持ちよくてね。その時に小林君とも知り合ってね。凄く良かったと思ってる。で、大学時代の時に生徒みんなと何か計画を立ち上げてね、地域の持っているその特質を活かしてっていうことでやってはいるんだけどそういう域とか壁を外してね、もっと自由にすることが大事。浜松の楽器化ややらまいかなどをやり過ぎると陳腐化してしまう。だからもっと君らの全国規模で考えている事でもっと色々やってほしい。アイディアの事に関して行き詰まるようなことがあれば固い頭ではれば僕らも助けるしね。(笑)
だから映像の内容でいうと、若干の弱さを感じたんだよね。もっとはっちゃけて!というような思いが強かったので、かっこ良く綺麗にしようというよりも、もっとエネルギッシュに表現のレベルで爆発するようなものを作ればいいんじゃないかな。別に学校の課題じゃないし、皆で自由にやる事だし。ある意味よくも悪くももっとやりきってくれると嬉しいな。三日間だけなんだし。編集してまとまった段階は見ていないんだけど、組み合った段階で見てくるとどんな状態であるかはまた期待しているという感じかな。まずは後輩達に伝えていく。それが出来る事によって今初めて君たちがやっている事が上手く行く、成就するということが出来ると思うんだよね。」


−なるほど。そういったことによって学校の活性化にもつながりますか?

佐藤先生「そうだね。学校の活性化というとこれはSUACだけじゃないんだけど、大学という世界のレベルのこと、君たちとは直接関係ないことだけど少子化が進む中でどうやって大学を盛り上げていくかがすごく大事になってくるよね。皆ができることは大学へ来て何をやりたいのかがやっぱり大事なんだ。だから山崎君みたいに何かやろう!となって20人が集まってきた事は僕はこれは素晴らしい事だと思う。そういうエネルギーがあるんだけど。そのもう半歩進んだ時にじゃあ何をやろうという”何を”という所を考えてほしい。大学という所は何をするところなんだろうということをもう一度よく考えることだよね。別に難しい学問や研究をやるんじゃなくて、そうじゃなくて皆が身近で何に興味を持っているかをよく分解して深く噛み砕いて研究していく事が大事になってくるんだよ。ただ大学でやりたいということだけではなくてね、いわゆるなんで自分たちにやりたいことがあって、なんでそれをしたいのかということをもっと細かく分解して考える。そういう風な事をやる所が大学なんだよという意識が最近薄くなってきている。だから結果論として、じゃあレベルが下がってきているという悪口を聞いてきて、でもそうじゃないと思うんだよね。やっぱりやらなきゃいけない事を細かくよく考える。そうすればこういったイベントや企画の考えるきっかけになるんだ。」

−そうですね。色々学ぶ事が多いと思います。こういうイベントは学校で学べないことを多く学べる事もできますし、いい機会になっています。

佐藤先生「だから授業もちゃんとやってください。(笑)」

−学業が最優先ですよね(笑)

佐藤先生「最優先というよりも、良い企画を立てて皆をまとめるリーダーシップがあるんなら自分が大学で与えられた基礎の課題をやり倒せと。それくらいのエネルギーをつけとけと。
自分が今直接関係ないことでもすごく大事。最近ではあまりそういうことを言ってくれない気がして”急がば回れ”という言葉あるでしょ?回れという部分を皆やってくれないんだよね。回るということはすごく大事だし、時間を使って散歩してみたりすることも大事だし。急いでいるんだけど、回る事も出来る四年間になればいいよね。」


−大学生は沢山時間がありますもんね。

佐藤先生「だからまずゆっくり考える事。ゆっくり回る事。結果だけを追いかけない事だよね。今回のプロジェクションマッピングでの映像の内容もやっぱり皆が知っている結果をどうしても追いかけてる気がするんだよね。あんな感じのをやろうとかって結果だけを追いかけてそれを真似するという風になっちゃってるという感じに思えちゃったから。そういうのじゃなくて、幼児っぽくなってしまったとしても構わないし、ざっくりと大雑把になったとしても構わないから自分たちの今伝えたいことを素直に出すということが大事だよね。かっこつけようと思っているとやっぱり結果だけがいっぱい散乱している時代だから仕方がない事だけれども、結果が全てじゃないから。まず、プロセス、途中経過があるほうが丁度いいよね。僕が学生時代の時に途中経過が大事なんだっていうことを散々言われて、最初はそれの意味が全くわからなかったんだ。あってやっぱり出来上がったものがよければ良いじゃないか。と思うじゃない?でも全然そうじゃないんだ。その途中経過がすごく大事で。AとBという違うやり方で、同じCを作るとしたら、決して同じCは作る事が出来ない。違うプロセスを経てきているから。色んな意味で見方とか考え方とか絶対に違ってくる。その違ってくるんだということがやっぱり最初はわからないんだよ。じゃあそれをどうしたらいいかというと、騙されてやるしかない!という。(笑)
だから最終的に大変だったものが出来上がった時は気持ちがいいんだ。
でもどっかで真似してするっと抜けてきたものが出来上がったとしても出来上がりは真似しているものと同じなんだけどやっぱり説得する力がないので感動してもらうことができなかったり、物でいうと売れなかったりという結果になってしまうんだよね。そこは言葉にも文章にもならない哲学的な考えであるものだと思うんだよね。最初から狙おうとしても狙えない。それに持っていくまでのフットワークをデザインするのがいわゆる勉強なんだと思うんだ。
だから何気なく皆が認識していることでそういう事って沢山あって。例えば絵を描くにしても、描いてる最中の途中経過がなかったら完成した絵ってないでしょ?すごく哲学的なんだけど描くから絵が出来上がるわけじゃん。じゃあどういう風に描くっていうのがすごく大事でしょ?でも最初からどういう絵を描きたいていう頭の中に描いてるだけで筆を持たず白い紙をずっと見つめていて頭の中でこういう絵が書けましたという風に言っても皆が見ても真っ白でしょ?でも特に映像であるとかメディアである世界というのは、頭の中で考えてコンピューターが作業してくれることが非常に領域の幅が広い世界だから、できてるはずのところで全部中途半端になってしまうことにもなりかねないしね。
プロの世界っていうのはそういう事を沢山畳み掛けていっぱい吸収して先が見えてくる。肝心なのは色んなプロセス。たとえば映像だとしたら100通りのやり方で同じ例というものが出来上がる。でもその100通りというのが大事であって全部違ってくる。100種類のプロセスがあるんだ。それによって一つのものが出来る。一つのものというのは例えばプロジェクションマッピングの画面でもいいし。同じプロジェクションマッピングを作るとして100個のものができた。そして100通りのプロセスができた。それがデザインなんだよ。
要するに情報メディアがスタイリングをするときにどんな形であるとかデザインという言葉を結構いい加減にして誤解してしまう人が沢山いるよね。形とかデザインすることだけがデザインと思っている人が結構多いし、まず皆がそういう事をきちんと理解した上で、まわりの地域を活性化させるために考えてくれることをしてほしい。僕らがただ言っても実行するのは自分たちだし皆がそれで動いてくれるという事は百人力な訳さ。だからプロセスという途中経過をまず勉強することだよね。」


−先生が浜松に対して思っている事というのはありますか?

佐藤先生「感想としては今の都市として単純に暖かくて風光明媚で凄く住みやすい。僕は元々生まれも育ちも横浜なんだけど、横浜も港町で結構古くからの伝統もあって素晴らしい町で大好きなんだけど、浜松ていうのはもうちょっと風通しがいいんだよね。東京、横浜という町はもうちょっとべちゃっとしてねっとりしてる非常に濃い町なんだよね。そういう部分って人間も多いから当たり前なんだけど、浜松っていうのはそれが少し軽さがあって風通しがいいかんじ。でも暖かさがあって動きやすいというのかな。そんなに地方都市という印象はあまりないよね。例えば、その関東一連でも一都六県があるけどその中でも山梨県であるとか周辺の県で郊外になるとものすごい不便でしょ?ものすごい田舎になるじゃない。そういう感じもしないしね。かといって関西圏であるのかというと確かに名古屋に似ているところはあるかもしれないけどでも決して愛知県や大阪であるとかとは全く違うしね。やっぱりこれは型にはまった言い方だけど"へそ"ということは言えているんだよ。地図的に見てもほとんど中心だけどそれも言えるんだけど文化としても中心かもしれないね。中心ていうのは色んな事が平均的であることなんだ。だからやっぱり中心的かもしれないね。東北関東文化と関西の文化とすごく混じっているしね。だからなんとなく軽い風通しのいい感じはその辺なのかもしれないね。」


−じゃあ先生はこの浜松に来てよかったと思ってますか?

佐藤先生「すごくいいと思っているよ。」

−私は色々な浜松の方に言われた事があるんですけど、浜松の人は自己主張しないからあまり活性化もしないんじゃないかなと聞いた事があるんですが。。。

佐藤先生「それはその人達がそうであってほしいという要望だよね。でも僕が今思っている事は現時点での浜松の良さ。だからどうしたいかっていう思いも、もちろんあるんだけどそれは多岐に分かれているけど今現在持っているその顔つきっていうのがよく染みて、馴染んで分かってこないとどういう風にしてほしいかやっても検討違いじゃない。ただの素振りになっちゃうでしょ。素振りはしたくないじゃない。どうせなら打ちたいじゃない。だからまず現在がどうなのかっていうそれぞれの人のよく噛み締める事ってまず大事だよね。皆はやっぱり年齢的にも乾いたスポンジだしさ、俺なんかもうスポンジが水すっちゃってなんか黴臭くなってやばいなって感じはするけど。(笑)」

−吸収しないと駄目ですね。(笑)
学生にその吸収しやすいアドバイスみたいなのはあるんですか?

佐藤先生「そうだなあ。本をいっぱい読んで!テレビ見ようかな、ゲームしようかなと思ったら本を読んで。(笑)
あと色々な人と話す事。周りにいる周辺の友達でもいいから。まだ自分の身の身辺を固める事で精一杯かもしれないけどもっともっと色々な人と気軽に話す。それで、話しただけで義理とかが出来るわけじゃないけど、ただその人と話して分かれてしますかもしれない。もう二度と会えないかもしれない。でもそれも一つのコミュニケーションでしょ?話した事でまた自分の記憶のコミュニケートした記憶が味になって染みていくから、まず色んな人と話してそれをどうにかしようと思うとかしこまってまた堅くなってしまうのでまず気軽に色んな人とコミュニケーションをとる。それもすごく大事。そうするとただ傍観している人になってしまう。そうじゃなくてよく感じ取って、何かしようと思うと何も出来ないのでちょっと進めようとしたときに例えば浜松の近所の人と会話をしてみる。それとあと本を読む。」


−なるほど!先生のおすすめな本とかってありますか?

佐藤先生「なんでもいいよ。もう手当たり次第で。ここもまたすごく哲学的な話になっちゃうんだけど浜松で読むということが大事なんだよ。地元の町で場所で本を読むということ。ここに来て何かやろう、少しでも何かやろうと思ってここで読むということとはまた違うのさ。それはすごく大事だよ。浜松で読むっていうこと。」

−う〜ん。。。難しいですね。

佐藤先生「うん。わかんないかもしれないけどね。まぁ僕らもテレビ見ようとか思ってついついつけちゃうけどね。流して捨ててしまう時間もたくさんあるんだけど。皆の一つ一つの細かい興味に対応してもしきれないくらいたくさんの本が今いっぱいあるんで分野に関しては全く問題ないと思う。授業のない時にMAY ONEの8階行って一日中足を棒にして本を読む。"立ち読み"っていうのを僕は進めているの。ゆっくり座ってさあかしこまって読もうとすると中々集中できないんだよ。でも本屋さんで欲しい本をちょっと手に取って"立ち読み"するとすごく集中力があって頭に入る。確かに脚痛くなるけど。腰痛くなるけど。でもその軽い腰の痛みと脚の痛みを感じながら集中して読むというのはね。結構僕好き。(笑)」

−確かに立ち読みするとそれしかする事がないから集中しちゃいますね(笑)

佐藤先生「そうでしょ?"立ち読み"おすすめ!(笑)」

−じゃあ私も今度してみます。(笑)
話は変わるのですが、佐藤先生は映像を作った事があるんですか?

佐藤先生「仕事ではね。あります。
EPSONの仕事でいわゆるクレイアニメを作って取説のアニメーションを作ったりとかあと映像は自分で学生の時に作った事はあるね。でも大学院を出てSONYの会社に就いたんだけど、入った部署がビデオグループだったの。僕は映像というと動く映像というよりも止まった映像、いわゆる写真のほうが好きなのね。それでこれはもう小さい頃からずっとカメラと写真が好きでね。ずっと撮り続けてきたんだけど、会社に入った時に『え?動くビデオ?』と思っちゃってちょっとがっくりしちゃったんだよね。なんだ、もっとオーディオとか音も好きだから音楽とかそういうの作りたかったのに。映像がある意味一番距離が遠かったのかもしれない。それで入って、メディアが展開する前だったから機械を作らなきゃいけない。カメラであるとか映像機器をね。その時映像機器を作るにあたってプロダクトデザインだから持ちやすいとか色々人間工学的なところを考えるじゃない。一つここで面白かったことが、半年に一度かな。日曜日を使ってその会社の講堂で一般の人を集めていわゆるビデオ講習会というのをやったのね。それに参加した時に一般の人達にビデオ、動く映像がすきでたまらないっていうおじいちゃんだとかさ、いっぱい来るわけ。子供達も躍起になってるお母さんとかさ。その人達を見て自分が知っている使い勝手であるとかデザインしていうにあたってである立場のことを説明してるときに『あれ、これビデオ機械っていうのは単純にその使いやすいとか使いにくいとかってことじゃなくてこれはやっぱり人がいるわけじゃん。撮る人がいて撮られる人がいる。人が人を撮るものでしょ?その形に残ったものが映像でしょ。』これは会社の方でも物体ばかり作っているから気がついてないだろうし、物体が出来上がってぼーんと売ってしまってあとは好きな物とってくださいという会社であるいみあるわけじゃない。メーカー会社っていうのはさ。でもそういう講習会でどういう風にどうやったら綺麗で可愛く撮れますかとか、どうやったら綺麗な景色撮れますかだったりとかばかりなわけ。一般の人というのは。『あれ、ちょっとこれ俺がやって思っている事と全然違うじゃんこれ。』と思って。で、ちょっと映像そのものに心が動いた。っていう所から始まったかな。
こういう感じでまとめられそうかな?(笑)」


−はい!大丈夫です。(笑)
ありがとうござます。

佐藤先生「僕はアニメーションとか線画の専門じゃないかあ偉そうな事は言えないけど、鉛筆一本のアニメーション制作はおすすめ!
細い線一本で描くのは本当に難しいよね。ただ単に映像を流しているだけじゃ緩いものになってしまうけど漫然としたものはだめだからね。技術だけでやってしまうと結局はやっぱり漫然なものになっちゃうでしょ?どうしても。
あと、芸術大学なのに芸術科がないので中々この大学で好きな事をやるのは難しい事なんだけれどもやっぱり皆が地域に対してアートプロジェクトというのは今地域で色々していて。まあ悪い部分も結構色々あるんだ。これもやっぱり漫然としているところがあって必ずしもいいってことではないんだけど、行政の方にはやっぱり申し訳ないんだけれどもやっぱりやればいいんじゃないの?っていうノリでアート企画をやって成功してないっていう部分がやっぱり多いんじゃないかな?と感じるんだけど。例えばその各地域に県立の美術館でそれを中心にトリエンナーレとかビエンナーレとかね。地域を活性化することも含めた現代アート展ていうのは色んなとこでやっているんだよ。富山県、石川県とかでもやるし、もちろん東京などでもするし。そういう活動ができる拠点になれるところなんだよねSUACは。常葉なんかもそうなんだけど、純粋にやっぱり芸術を取回すっていうのかな。運転するっていうことをしてほしい。後々。それはもう簡単にはできないと思うんだ。だから先生方とかからはここは芸術をする場所なんだって言われているが、でもやりたい事だからやろうよ。て皆が動いてくれればそれが長く続いていけば、誰も何も言えなくなるよね。どんどんやろうよ。っていうのになれるんだよね。それが夢かな。。。
それが浜松にいるからとかじゃなくて、県境のある県のドライブの拠点になれるとすごくいよね。まぁ20年30年かかるかもしれないけどね。」


−最後にこのプロジェクトに対して一言ありますか?

佐藤先生「もし皆の機会とスクラブがあったら色んなとこで続けてみて。それは浜松じゃなくていい。静岡へ出張してもいいし隣の県へ行っても良いし。あと色んな環境とかシチュエーションとかを変えて。もう一回やれば大体どういう機材がいるとか、どういう映像にすればよかったって反省とこうしたいって事が必ずたくさん出てくるので、それを次にどっかでもう一回やってほしい。これから自分自身の事を考えていかなきゃならないこととかも出てくるので大変だと思うけど、皆が大学生であるうちにもう一回やってほしい。どっかで。また来年も声がかかるかもしれないけど、もっと自力で。違うシチュエーションで違う環境で。投影してみるっていうことをやってほしいな。企画自体は万々歳だし。ある意味ではこの時点で七割くらい成功していると思うんだ僕は。見ていて。あとは実演するだけじゃない。それは運用の問題だから皆がやろうよと言ってみんながここへ来るという事がものすごく普通は大変なんだよね。それができているのでそんなに心配はしていない。運用のやり方は技術やお金の問題とかとまた違うからね。それは何をやるにしても大変さ。今度は制約のない市とか活性化ということじゃなくてもっと自由に好きなようにやってみてほしいな。」

−そうですね。これからもこういうプロジェクトをやっていきたいと思っています。

佐藤先生「是非、声をかけてください。
古田さんもこないだ言っていたんだけど、映像専門家が見るから、映像ではなくて、色んな人が色んな形で角度で見るっていうとこに良さがつながるんだよね。技術的な問題にはそれは頼んだりしなきゃいけないけど。でも大学で学ぶのは専門性やスキルだけじゃないっていうことだね。だってコンピューターの使い方なんて社会に出た先で必要な物をそこで勉強するしかないじゃない。それをせっかくピュアで乾いたスポンジに使ってしまうのはもったいないじゃない。」


−そうですね。有効活用したいです!
本日は本当にお忙しい中ありがとうございました。
これからも大学の時間を大切にして使っていきたいです。


ここでインタビュー終了です。
佐藤先生のプロフィールは後にまた付け足します!
次回は音楽制作者Aono_Yさんです!短時間だったのですが、色々聞けましたよ。
お楽しみに〜。

▽編集後記

まだまだ載せたい内容はあったのですがあんまり関係ないことだったのでそれは控えさせてもらいました。
でも今回はたっぷり書きました!楽しんでいただけたでしょうか?
私自身、お話を聞いていてとても楽しかったです!濃厚なインタビューでした〜。佐藤先生とは授業の時からちょくちょくお話を伺った事があるのですが、こんなにも濃い会話をしたことがなかったのでとても新鮮でした!
お忙しい中、時間を作っていただいてうれしかったです。これからも乾いたスポンジで吸収しないと!(笑)




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